学校安全ネット通信第13号・巻頭言「匿名・流動型犯罪グループ犯罪」

先月、栃木県上三川町で、男子高校生4名が関与した強盗殺人事件が発生した。

闇バイトに加担し重大犯罪に関わる少年事件が増加している。いわゆる「匿名・流動型犯罪グループ犯罪」関与することも増加しており、警察庁によると、令和7年においては1万2178人が検挙されている(「少年非行及び子供の性被害の状況」参照)。

SNSが普及したことによって、SNSで闇バイトを募集し、実行犯となって犯罪に関与することがある。

令和5年3月の犯罪対策閣僚会議では、「SNSで実行犯を募集する手口による強盗や特殊詐欺事案に関する緊急対策プラン」が検討されている。対策としては、実行犯を生まないために、「闇バイト」等情報に関する取締等の推進や、青少年をアルバイト感覚で犯罪に加担させない教育をすることなどが挙げられている。

アルバイトの経験がある人からしたら、条件の異常性や契約内容の異常性を疑えるところも、社会経験の乏しさから疑うということができず、「闇バイト」というカジュアルな印象が、アルバイト感覚で応募してしまったり、犯罪になるということを知らずに加担に繋がる一因である。

そのため、少年への教育や啓発は、重要になる。少年らが意図せず、犯罪に加担することになることを防ぐためどうすればよいか具体的に検討しなければならない。

山本佳歩